日本ハム栗山英樹監督(56)が29日、開幕前日の率直な心境を明かした。

 「いよいよ。毎年、(開幕前日に)どう思っているんだろうというのを思い出すんだけど、そんなに覚えていない。必死なんだろうな、いつも。一生懸命で。今年に関して言うと、だいたい(例年、開幕前は)3日間くらい練習するじゃん。なんか、その間がすごくしっかり、ゆったりしている感じはするんだけど、これはいつもと同じスケジュールだよね。たぶん、自分のバタつきの感じが違うんだろうな。なんか、『まな板の上の鯉』じゃないけど、いろんなことを含めて覚悟してという感じが、自分の中ではあって。我慢するぞ、みたいな感じがすでに出来上がっている」。

 この日は札幌ドームの全体練習をしっかり見守った。「優勝しか考えていない」。翌日に控えたシーズン開幕へ向けて、大目標をあらためて見つめ直していた。