18日午前7時58分頃、大阪で震度6弱の地震が起こり、兵庫・西宮市内にある阪神の球団事務所も被害を受けた。

 入り口付近の天井が崩れて落下したほか、外壁にひびが入り、コンクリート片が崩れ落ちた。周囲を三角コーンで覆って安全を確保。夕方までエレベーターは動かなかった。阪神の本拠地である甲子園球場では明日19日にロッテ戦が組まれており、午前中から点検。担当者がバックスクリーンなどの動きをチェックした。球団側には、試合開催の可否について問い合わせの電話もあるという。谷本球団副社長兼球団本部長は昼の時点で「(球場の点検で)問題があったとも聞いていません」と話しており、開催する方向で進める。ただ、余震が発生しており、不通の交通機関などの状況から、19日朝に開催の可否を最終判断することが決まった。

 95年1月17日に発生した阪神淡路大震災では甲子園のアルプス席通路に亀裂が走り、鳴尾浜球場はグラウンドが液状化現象で使用不可能になった。