日本ハムが、総力戦で今季初の逆転サヨナラ勝ちを手にした。

 2点を追う最終9回。前日26日に決勝アーチを放ったオズワルド・アルシア外野手(27)の右中間越え6号ソロが、号砲となった。なお2死一、二塁で、代打田中賢介内野手(37)の右前適時打で同点。試合を振り出しに戻すと、最後は2死満塁で大田泰示外野手(28)が押し出し四球を選んだ。ベンチの野手は清水優心捕手(22)を残し、全員使い切った。

 栗山英樹監督(57)は「本当に劇的でしたね」と笑顔。「みんなで勝ちきることに、すごい意味がある。何とか、この勝ち方を生かしたい」と大きな糧にする。