西武多和田真三郎投手が7安打2四球無失点に抑え、リーグ単独トップとなる14勝目を挙げた。完封は今季2度目。

直球の球威、変化球のキレとも良く、走者を背負っても危なげなかった。9回1死から四球と連打で満塁を招いたが、若月を遊ゴロ併殺で締めた。

前回の完封も、5月のほっともっと神戸でのオリックス戦だった。「投げやすかったですね。今日は涼しくて、マウンドも硬くなく、合っています。(9回は捕手の森)友哉と話して、狙っていこうと。うまくいきました」と喜んだ。

辻監督は「(走者を出しても)粘り強かった。スライダーが明らかなボール球になって、直球で取りにいって打たれることがあったけど、今日はスライダーが切れていたし、直球も力強さがあった。見事な完封」とねぎらった。