ソフトバンク本多雄一内野手(33)が1日、今季限りで現役を引退することを発表した。

プロ13年目の今季は自身が「最強ボディ」と話すほど、鍛えた体でキャンプイン。開幕戦から2番・二塁で出場していたが、不振のため5月28日に出場選手登録を抹消され、ここまで1軍に戻ることはなかった。

今季成績は32試合で打率2割4分7厘、1本塁打、8打点。5盗塁。通算342盗塁で目標としていた通算350盗塁には届かなかった。

本多は鹿児島実から三菱重工名古屋を経て、05年大学・社会人ドラフト5位でソフトバンクに入団。2年目の07年から二塁手のレギュラーを獲得。10年、11年は2年連続盗塁王。11年にベストナイン、ゴールデングラブ賞も11年、12年に獲得。13年には日本代表としてWBCにも出場した。

ここ数年は、首の痛みと戦いながらプレーを続けていた。2軍では二塁以外でも出場機会が増えるように三塁などにも取り組んでいた。9月下旬には「今、首の状態はいいですよ。調子も悪くない」と話していたが、ユニホームを脱ぐ決断をした。今後は未定。