慶大が延長12回に及んだ法大との4時間45分の激闘を制し、勝ち点3で単独首位に立った。
試合前、大久保秀昭監督が「今年1番の試合をしよう」と言った通り、最高の試合を制した。6-6で延長戦に突入し、2点を追う延長11回裏、土壇場で大平亮内野手(4年=鎌倉学園)が同点打を放った。「大平くんのヒットで涙が出そうになった」と振り返った長谷川晴哉内野手(4年=八代)が12回裏、1死満塁で遊撃内野安打を放ってサヨナラを決めた。自称「声出し係」と言う右打者は「左投手が出てきたのでもしかしたら…とは思っていたが(打った瞬間は)一瞬、何が何だか分からなかった。みんなが打たせてくれた。感無量です」と声をからして喜んだ。
プロ併用日で、イニングか時間でゲームセットを迎える可能性があった。あまりのシーソーゲームに元近鉄で、社会人のJX-ENEOS監督として都市対抗連覇の実績を持つ大久保秀昭監督ですら、迷いが生じた場面もあった。「久しぶりに感動した。言葉にならない。いろんな要素があって、次も考えながら葛藤もあった。“へぼ監督”を選手がよくカバーしてくれました」と自虐的な言葉を使いながら、精いっぱい選手をほめた。



