日本ハム栗山英樹監督が今季限りで現役引退する矢野へ、あらためて感謝の思いを示した。

矢野の引退試合として行われた試合で、7回2死一塁の場面で代打起用。左前打を放った代打の切り札の現役最終打席に「本当にケンジ(矢野)らしい最後だった」と、うれしそうに振り返った。

試合後には「野球界に残した足跡、どれだけの人に影響を与えたか。このチームにも大きな宝物を残してくれた。本当に感謝」と、敬意を表した。

7回に代打を告げた場面については「できる限りいい場面で(代打起用)と思っていた。試合展開はコントロールできないんだけどね。ケンジの子どもたちが、お父さんのかっこいい姿を見てくれたのが、一番うれしかった。(スピーチなどで)ケンジの思いも伝わったと思う。彼の生き方は多くの人に感動を与えたと思う」と、しみじみと振り返っていた。