ヤクルトの若武者が、チームの窮地を救った。今季3度目の5番に座った村上宗隆内野手(19)が4回、左翼へ貴重な先制10号ソロを放った。中学生の頃に憧れた西武森以来となる、高卒2年目での2ケタ本塁打に到達した。

▼高卒2年目の村上が今季10号を放った。2リーグ制後、高卒2年目以内に2桁本塁打は、2年目に17本打った15年森(西武)以来18人目。ヤクルトは38試合目で、村上は開幕から全試合に出場。チーム38試合目に10号は53年中西(西鉄)の39試合目を抜き、高卒2年目以内の選手では最速だ。53年中西は最終的に36本放ち、40年川上(巨人)ら1リーグ時代の3人と並び最年少の20歳で本塁打王を獲得。00年2月生まれの村上はまだ19歳で、10代で本塁打王を獲得した選手は過去にいない。