阪神メッセンジャーは2被弾で4敗目(2勝)を喫した。痛恨だったのは1回。2死一、三塁から今季0本塁打だった5番西川に右越え3ランを浴びた。2回以降は立ち直ったが、6回には3番バティスタに左翼ポール際中段席まで届くソロを献上。7回4失点で降板し「被本塁打が多いのはイライラする。(自分に)腹が立つ」と悔しがった。

西川には甘く入った初球141キロに合わせられた形。「完璧なタイミングでとらえられたわけじゃない。バットの芯に当たって本塁打になってしまった」と苦笑いだ。直球は140キロ台中盤を計測し、被弾以外は落ち着いたマウンドさばきを披露。それだけに開幕から44イニングで7被本塁打という数字に納得できない。誰もが認める大黒柱だけに、矢野監督も「ホームランで流れを持っていかれた。ちょっと痛かった」と振り返った。次回は圧倒的な投球で周囲を安心させたい。