セ、パ両リーグは6月度の「大樹生命月間MVP賞」を9日、発表した。セは巨人山口俊投手(31)と阪神糸井嘉男外野手(37)、パはソフトバンク千賀滉大投手(26)とロッテ鈴木大地内野手(29)が選ばれた。

本塁打、塁打(61)、長打率(6割5分6厘)でリーグトップ(本塁打はトップタイ)だったロッテ鈴木は、本拠地ZOZOマリンで記者会見。「いつかは取ってみたい賞でもあったので、心からうれしいです」と感謝の言葉を述べた。

今年は新設されたラグーンの効果で本塁打も量産中。6月16日の中日戦では2本塁打とサヨナラ打で0-5からの大逆転勝ちに貢献した。「自分の成績じゃないような、不思議な1日でした。球団が神社(鈴木ラッキー7神社)もつくってくれて。これからどんな野球人生になるか分からないですけど、間違いなく自分のトップのゲームだったなと言えるような1試合だった」と振り返った。

定位置が与えられていない今季は、開幕戦を欠場するなど悔しい思いもした。それでも「可能性が1%でもあるなら、どこのポジションでも挑戦しようとやってきました。こんなに1軍の舞台でいろんなポジションを堪能できる選手もいないと思う」。今後も前向きに、ひたむきにプレーする。