オリックスがアクシデントを乗り越え、今季2度目の4連勝を飾った。

先発予定の山本が左脇腹の違和感を訴え、登板を回避。だが急きょ先発を託された中継ぎの山崎福が、2回までに2点を失ったものの、4回2失点と粘投。楽天の攻撃が中軸から始まる5回にマウンドに上った比嘉も、無失点でつないだ。

投手陣の奮闘に打線も応え、6回に5安打で一挙5点を奪って逆転。無死三塁でチーム最初の適時打を放った吉田正は「いつも投手陣に助けられてる。きょうは打線が頑張らなければと思っていました」と、4月16日日本ハム戦以来今季2度目の4安打を記録した。決勝打の小田も「いい流れでチャンスが続いていましたから」と、投打一丸で危機を救った。

西村監督は「比嘉と増井がしっかり2イニングずつを抑えてくれたのが大きかった。1つ1つ勝って、上のチームを早くつかまえていかなければ」と次を見据える。最下位は変わらなくても、3位西武との差は3・5となった。