あるぞ、ウチマツ・ダブルスチール! ソフトバンクは3日、ヤフオクドームでシート打撃を行い、一、三塁からの重盗や三塁からのエンドランなど、1点をもぎ取る作戦をテスト。内川、松田宣の両ベテランによる重盗もあった。クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージを2日後に控え、短期決戦仕様の「1点を取る」攻撃を確認した。
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シート打撃はCS前の「総仕上げ」として、さまざまな場面を想定。打者1巡目は、工藤監督が「点が取れるシチュエーション」として全員を走者二塁で打席に立たせ、適時打や進塁打を求めた。
エンジンがかかったのは2巡目だ。走者一、三塁からの重盗や走者三塁からのエンドランなど場面を広げ、積極的に機動力を使った。工藤監督は「(シーズンで)使っていないサインを使ってでも得点を、というところも考えていかないといけない」と明かした。
一塁内川、三塁松田宣での重盗もあり、本多内野守備走塁コーチは「どこからでも点を取れるように、作戦は少しでも多く用意しておきたい。今日は意図的に2人に多く塁に立ってもらった」と説明。内川は「やる可能性があるから練習でやったんでしょう。どういう状況でどういうプレーをするのか、考えながらやりたい」とやる気をみせた。
今季はリーグ4位の582得点と、打線が勢いに乗り切れなかった。シーズンでもほとんどなかった「秘策」が2年連続「下克上日本一」への切り札になるかもしれない。【山本大地】
○…工藤監督とコーチ、選手ら1軍メンバーは練習後、福岡市内の焼き肉店で決起集会を行った。乾杯の音頭を取った王球団会長は「シーズンは悔しい結果になったけど、次のステップに進むだけ。力はあるんだから。もう1度、自信を持って戦ってもらいたい」とハッパを掛けた。



