中日の来季2軍監督に就任するOBの仁村徹氏(57)が、7日開幕のみやざきフェニックス・リーグを視察することが3日、分かった。

球団関係者が「見に行くと聞いている。早い段階で戦力を見たいと聞いている」と明かしたもの。選手をチェックし、退団した小笠原2軍監督の代行を務める立石巡回野手コーチらと意見交換をするもようだ。

今季は1軍の与田監督が戦力を発掘した。投手陣では阿知羅、福、三ツ間らが頭角を現し、梅津、勝野ら新人以外にも2年目の山本、清水らが先発で初勝利。野手では加藤が強肩捕手として存在感を出し、規定打席に到達した二塁阿部は、打撃に勝負強さを備えた。

優勝を目標に掲げたシーズンは終盤に失速し、7年連続Bクラスに終わった。9年ぶりのV奪回が懸かる来年に向け“新鮮力”の拡充が急務。ドラフト1位根尾も最終カードの阪神2連戦(甲子園)で初めて1軍を経験したが、無安打だった。11月の就任に先んじて、若竜の新指揮官、仁村氏が根尾らキーマン探しに目を光らせる。