プロ野球の快記録や珍記録を振り返る「データで見る19年」を連載します。プロ野球を球団別に12回連載。続いて日本人大リーガーを取り上げます。第9回はDeNA。

      ◇      ◇

山崎が30セーブを挙げ、2年連続で最多セーブのタイトルを獲得した。プロ入りした15年からのセーブ数は37→33→26→37→30と、自身が持つプロ1年目からの連続20セーブ以上の記録を5年に伸ばした。30セーブ以上の回数は早くも4度目で、岩瀬(中日)9度、サファテ(ソフトバンク)5度に次いで高津(ヤクルト)らに並び3位タイ。プロ5年目までに4度記録したのは山崎が初めてだ。プロ5年間でチーム342勝のうち48%に当たる163試合でセーブを挙げ、7月17日広島戦では、26歳9カ月の史上最年少記録で通算150セーブを達成した。

ラミレス監督は山崎に無理をさせない。パ・リーグのセーブ王松井(楽天)はイニングをまたいだ登板が今季4度あったが、山崎は同点で登板した9月19日広島戦だけ。この日の32球がプロ入り最多投球数だった。山崎の通算163セーブを投球回数別に出すと、1/3回が1度、2/3回が3度で、残りの159度は1回。イニングをまたいだセーブは、抑えの先駆者江夏(西武)が137度、佐々木(横浜)も79度あるのに、山崎は1度もない。江夏らとは時代が違うとはいえ、通算150セーブ以上でイニングまたぎのセーブ0は山崎しかいない。今季は3日以上続けて登板も3度と、勤続疲労させない起用法が、入団5年連続20セーブにつながったのかもしれない。

今季は横浜スタジアムで16セーブ、防御率1・72をマーク。横浜スタジアムは16、18年に防御率5点台を記録するなど、昨年までの通算防御率が3・82。一方、本拠地球場以外では15~18年の通算防御率が0・83で、セーブ数も4年続けて横浜スタジアムを上回った。本拠地より敵地を得意にする珍しい抑えの山崎だが、今季はプロ入り初めて本拠地球場で防御率1点台を記録した。【伊藤友一】

▼DeNAは地方1試合を含めホームで43勝28敗1分けと勝ち越したが、ビジターは28勝41敗2分け。セ・リーグ6球団のホームとビジターの勝率を出すと

  ホーム ビジター

D .606 .406

広 .557 .443

中 .557 .408

巨 .549 .543

神 .549 .455

ヤ .406 .431

ホームでは唯一勝率が6割を超えるも、ビジターの勝率は最低。セ・リーグで「ホーム1位・ビジター6位」は73年広島以来だった。特に、敵地で今永以外の投手が先発した試合は22勝39敗2分け、勝率3割6分1厘とさっぱり。