令和2年の始まりはルーキー西から! 阪神ドラフト1位の創志学園・西純矢投手(18)が2日、岡山市内の同校室内練習場で、プロ12球団のトップを切って自主トレを公開した。
約2時間みっちり練習した後は、1年目の目標を「開幕1軍」と宣言。「10試合に先発して、半分以上勝てるように」と初めて具体的な数字を口にした。
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西純はサインペンを右手に握ると、迷わず色紙に書き始めた。「開幕1軍」。阪神での1年目の誓いを立てた。「周りに慣れないこともあると思うけど、そういう言い訳をせずに。1軍でしっかりどれだけ投げられるか、勝負してやっていけたらいいなと思います」。令和2年。新年を迎え、プロとして気持ちを新たにした。「10試合先発して、半分以上は勝てるようにやりたいです」。指名あいさつ、仮契約、入団会見…言及してこなかった数値目標を初めて口にした。
65年のドラフト制後、阪神の高卒投手で入団年に10試合以上登板したのは5人。さらに5勝以上となれば江夏、遠山、藤浪の3人に限られる。長い歴史の中でも狭き門だ。
「今までおおまかに言ってきたんですけど、本当に日にちが近づいてきて。具体的な数字を出してそれを目標にすると、自分にもプレッシャーがかかってくるので、言わせてもらいました」
右腕から放たれる最速154キロの直球、マウンドさばきが魅力で、高校時代は代名詞のガッツポーズで何度も甲子園を沸かせた。物おじしない強さがあれば、ルーキーイヤーの偉業も夢ではない。
五輪イヤーの20年で最も早く自主トレを公開した西純はキャッチボールを終えると、初投げとしてブルペンで捕手を立たせたまま約30球投げ込んだ。大みそかも元日も休みなく体を動かし続け、体重は昨夏から5キロ増の91キロ。自己最重量に到達した。「体重移動も変わりなく出来たので、増やして良かったなと思います」。まだ7~8割の力ながら、言葉どおり重い直球が次々に決まった。ピッチング後はティー打撃にフリー打撃と本業以外も余念がない。まず1軍、そして1軍マウンドで白星。「一年の計」を胸にプロのスタートラインに立つ。【磯綾乃】
◆西純矢(にし・じゅんや)2001年(平13)9月13日生まれ、広島県出身。小学2年から軟式野球を始める。中学3年夏に全国優勝。同3年時にNOMOジャパン選出。創志学園では2年夏の甲子園は1回戦で16奪三振で完封も、2回戦敗退。3年時は春夏とも出場できず。昨夏はU18日本代表として韓国でのU18W杯に出場。最速154キロ。50メートル走5秒9。184センチ、91キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1200万円。



