オリックスのルーキー勢が7日、大阪・舞洲の球団寮「青濤館」に入寮し、志を新たにした。6日に続いて、この日は全選手が勢ぞろいした。

育成ドラフト1位の横浜隼人・佐藤一磨投手(18)は妹結香さん(11)の手作りのお守りを持ち込んだ。「妹は、生まれたときに未熟児で生まれた。本当に(地元の神奈川県)藤沢市の方から助けをいただいて元気になっている。『頑張ってね』と」と明かした。189センチの長身から投げ下ろす自己最速146キロの速球が武器。新天地での奮闘を誓った。

同2位の武田・谷岡楓太投手(18)は力強い球を投げ込む右腕だ。高校同期だった金本航河三塁手が台湾の大学に進学して野球を志す。「台湾」とプリントされたTシャツをプレゼントされ、持参した。「自分のチームメートが世界に出て野球をする」と刺激を受けた。

同3位の大阪桐蔭・中田惟斗投手(18)は強気な投球スタイルが光る。「(大阪桐蔭の西谷監督に)下からはい上がるだけやから、と言われて。自分ももっと頑張らないとダメだなと思いました」と意気込んだ。

同4位の日章学園・平野大和外野手(18)は骨折した左手を手術し、ギプス姿で入寮。「いままでの先輩も手術して入ってきた人もいると聞いた。あせらずにできることをしっかりやろうと思います」と前を向いた。

同6位の白鴎大・大下誠一郎外野手(22)はフルスイングが持ち味。「自分はチャンスになればチャンスになるほど、結構楽しめる」と気合を込めていた。

同7位の仙台大・佐藤優悟外野手(22)は走攻守3拍子そろう好素材だ。「ずっと室内で練習していた。外でどれくらい球が飛ぶか楽しみ。早く打撃練習したい」と話した。新人選手は8日からの新人合同自主トレで始動する。