エース格としての期待がかかるロッテ種市篤暉投手(21)が9日、今季初めてブルペンに入った。

3年目の昨季は17試合に先発し、プロ初勝利を挙げるなど8勝2敗と大きく飛躍した。6日のグラウンド開きからロッテ浦和球場で自主トレを始めており、4日目でブルペンへ。捕手が立った状態で、力強く13球を投げた。「去年(の同時期)よりは投げられています」と満足そうだった。

開幕投手については「今は特に考えてないですけれど、もちろんやりたい気持ちはあるので」と言及。東京五輪には「出たくない選手はいないと思うので。でも強烈な投球をしないと選ばれない。開幕から全力で投げられるように」と話した。

ブルペン投球の様子は、キャッチボール終了後のドラフト1位・佐々木朗希投手(18)もじっくりと見学していた。大物ルーキーからの熱視線に種市は「もうちょっと軽く投げる予定だったのですが、強めに投げないとバカにされるので」と笑っていた。