オリックスは9日、今季のキャッチフレーズ「B INNOVATION #超革新系」を発表した。西村徳文監督はこの日が60歳の誕生日。報道陣から贈られた還暦祝いの赤いちゃんちゃんこを着用し、込めた狙いを説明した。

「今年は全員が変わらないといけない。1人1人が変わればチームの雰囲気は当然、変わる。チームも変わっていく」

「がんばろう神戸」が合言葉だった96年を最後に、パ・リーグで最も優勝から遠ざかる。まして昨季は最下位。「超革新」で一気に24年ぶりの頂点を狙いたい。ロゴはバファローズの「B」と、勝利の「V」を右上がりの矢印でデザインした力強いシンボルになった。

「チームを変えていくのは1人の力ではできない。コーチ、選手、スタッフを含めて、みんなで」

この日は大阪・舞洲の球団施設でスタッフ会議を開催。首脳陣にも「超革新」のチーム方針を説明した。春季キャンプ1軍メンバーについては「投手20人、野手は22人ぐらい。外国人野手3人は上」と決定。20年初実戦は9日の紅白戦とし、他に「5~6試合(紅白戦を)組みたい」と実戦増で戦力の底上げを目指す。

選手育成に重きを置きつつ、超大物助っ人アダム・ジョーンズ外野手(34=ダイヤモンドバックスFA)の獲得にも成功。20年オリックスは「超革新」で生まれ変わる。【真柴健】