ヤクルト奥川恭伸(18=星稜)は、背番号34のユニホームの前で足を止めた。

10日に初めて訪れた野球殿堂博物館で、昨年10月に亡くなった400勝左腕の「金田正一氏追悼展示」を見学。

球団の偉大な先輩の現役時代のユニホームや記念プレートなどに見入り「改めて400勝はとてつもない、すごいことだと思った」。見学後は、展示されている自身の高校日本代表での写真にサインを入れた。プロの世界に入ったばかりだが、いずれは殿堂入りの選手へ-。夢は広がる。「400勝は厳しいと思うけどたくさん勝ち星を挙げる投手になりたい。(殿堂入りへ)そういう選手になりたい」とうなずいた。

建山氏による講義では「(緊張で)ガチガチで力が出せない人」という問いかけに挙手し、意外な一面を披露。「これからは野球に全てを注ぎたい」と決意を新たにした。