広島が「攻撃型オーダー」で試合に臨んだ。これまでの対外試合では1、2番は田中広輔内野手、菊池涼介内野手の「タナキク」コンビで組まれていたが、中日戦は長野久義外野手、新外国人のホセ・ピレラ外野手(30=フィリーズ)が入った。

朝山東洋打撃コーチは新打順の可能性を認めた上で「つなぎというよりも、攻撃型のオーダーになる。バントの場面でも(バントを)使わないこともあると思う」と説明した。

ピレラは4打数無安打。3回に三塁へのゴロを捕球し、一塁へ悪送球。内野守備で課題を残し「ミスが出てしまったので、同じミスを繰り返さないようにしたい」と反省。4回から小園海斗内野手が三塁につき、ピレラは来日後初めて左翼に回った。守備機会こそなかったが、新助っ人は「過去にプレーしていたところだし、落ち着いてやるだけです」と冷静だった。

▽広島鈴木誠 初めてのことですけど、慣れてくると思う。いつもはお客さんが入った中でやるので(無観客は)モチベーションを保つのが難しい。

▽広島田中広 雰囲気が違って不思議な感じでしたけど、試合に入れば集中できた。あらためて声援が力になっていると感じました。

▽広島西川 違和感しかなかったです。走る音、打球の音が聞こえてくるので、意識してしまいますね。