開幕を待つ日本ハムファンのみなさんへ。日刊スポーツのインタビュー企画第6弾は、王柏融外野手(26)です。来日2年目の今季、背番号「3」に変更となり、心機一転で開幕を待っています。「誓い」は、王柏融選手の精いっぱいのファンサービス。開幕延期の期間で、日本語がどのくらい上達するか楽しみです。【取材・構成=田中彩友美】

-開幕延期の難しさは

王柏融 開幕が決まらないところでできることは、まずは一生懸命に練習して気持ちを抜かないこと。コロナウイルスに負けないように、しっかり、試合がいつでも開幕できるような体にしていくことですね。

-状態を維持するためには

王柏融 オープン戦では、いいスタートを切れて良かったと思います。良いところも悪いところもありましたが全部、自分にプラスになると思う。シーズンは長いので今、経験したことは必ずプラスになると思う。あとはプラス思考でやっていくことが大切ですね。

-前向きに捉えている

王柏融 コロナウイルスのこともあって、気を付けなければいけないことがいっぱいある。まずは気を抜かないようにしています。ケガも出てくるし体調も崩れるかもしれないので、ある程度集中しながら。あとは、とにかく気持ちを切らさずにやっていくしかない。今の状況は誰にもあってほしくない状況ですし、選手という仕事の中で、前向きにやっていくことしかないですね。

-台湾にいる家族は

王柏融 ほぼ毎日連絡を取っています。お父さん、お母さんもそうですし、家族のグループラインがあるので、そこで話したり連絡取ったりしています。家族も日本の状況をすごく気にしているし、こちらも台湾がどういう状況になっているか気になるので、話しています。

-ファンへの「誓い」は

王柏融 そうですね。「日本語でヒーローインタビュー」にしましょう。ファンのために、テレビを見てくれた皆さんのためにできるだけ日本語で話していきたいと思います。ちょっとずつ…。

-日本語の上達具合は

王柏融 (日本語で)ムズカシイ(笑い)。全く理解していないわけではないんですけど、みんなが話している内容の中に単語を聞き取れているくらい。全体的に何を話しているのかまでは、把握できていないですね。

-自宅で勉強は

王柏融 全然していません(笑い)。よく選手の会話とかを聞くようにはしています。最初に比べたら、ある程度日本語は上達していると思います。ダイジョウブ!

-ヒーローインタビューを楽しみにしていい?

王柏融 (通訳の)リンさんなしで! 目標ですね。

◆王柏融の今季オープン戦 2月22日巨人戦(タピック名護)から3月15日DeNA戦(札幌ドーム)まで、13試合に出場し、30打数9安打4打点で打率3割をマークした。その後、練習試合となった3月20日からの西武3連戦(メットライフドーム)では、1本塁打を含む7打数3安打1打点。