阪神新外国人のジョン・エドワーズ投手(32)が24日、甲子園での集合練習でシート打撃に登板して近本、ボーアら主力打者5人を相手にパーフェクトに抑えた。

打者相手に投げたのは3月20日のヤクルトとの練習試合(神宮)以来65日ぶり。「勝利の方程式」の一角を期待される右腕は、オンライン取材に「いい感覚、いいリズムで投げることができたよ」と好感触を口にした。

自主練習期間にはカーブの精度に磨きをかけ、緩急を使った投球を本格化させた。「自分のカーブはきゅっと、鋭く曲がる」。この日も梅野、ボーアに投じて両者を空振り三振に斬った。右打者の梅野には1度のけぞらせてストライクを取ったと明かし、「梅野選手からも『すごい良かった』と言ってもらえた」と喜んだ。左のボーアとの対戦については「ストライクからボールにいって、ボーア選手がそれをおっつけて三振した」と鮮明に記憶していた。「リベラカッター」「ジャイロスライダー」に次ぐ新たな武器で来日後も着実にレベルアップしている。

「攻撃的に積極的に攻めていく姿勢を忘れないように。全球種まんべんなく投げて、バッターに予測されないように投げていきたいね」。変幻自在になった、新「8回の男」のお披露目が楽しみだ。【只松憲】