阪神、巨人などが今秋ドラフト1位候補に挙げる近大のスラッガー、佐藤輝明内野手(4年=仁川学院)が日刊スポーツの独占インタビューに応じた。厳しい徹底マークを受けながらも、この秋の関西学生リーグでも結果を残している。「本塁打は流れをガラッと変えることもできる。それが僕の役目」とプロでも持ち味のアーチでファンを沸かせる意気込みを明かした。

【取材・構成=石橋隆雄】

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◆近大・佐藤に対する各球団の主な動き 阪神はコロナ禍から練習再開した6月15日に畑山統括スカウト、担当の渡辺スカウトが近大グラウンドを視察。秋季リーグでは和田テクニカルアドバイザーなど6人が視察に訪れるなど、多くの目でチェックを重ねている。巨人は8月の編成会議で即戦力野手を指名する方針を決定。10月1日に面談した榑松スカウト部次長は「球団として最高の評価をさせていただいていることをお伝えしました」と明かした。西武は中村、ソフトバンクは松田宣と、来季38歳を迎える三塁手の後継者として指名を検討。野手では今秋ドラフトNO・1評価をする球団がほとんどで、競合必至の情勢だ。