社会人NO・1右腕のトヨタ自動車・栗林良吏投手(24=名城大)は、広島が単独で1位指名し、交渉権を獲得した。

最速153キロの直球を軸に、カーブ、カットボール、フォークを操る即戦力。名城大時代のドラフト指名漏れから2年、1位指名でプロ入りの道を切り開いた。栗林は「まさか単独で、1位指名をいただけるとは思わなかった。本当にうれしいです」と喜んだ。

◆栗林良吏(くりばやし・りょうじ)1996年(平8)7月9日、愛知県生まれ。愛知黎明では2年秋まで内野手。最高成績は県大会準Vで甲子園出場なし。名城大では1年春からリーグ戦デビュー。3年春の中京大戦でノーヒットノーランを達成。3年時に大学日本代表に選出され日米大学野球、台北ユニバーシアードに出場。愛知大学リーグ通算32勝15敗。19年からトヨタ自動車に入り、1年目からエース格として活躍。178センチ、83キロ。右投げ右打ち。