ロッテ清田育宏外野手(34)が23日、来季の契約交渉を行い、保留した。会見で「今日はちょっと保留させていただきました。契約内容とかでいろいろ折り合わないのがあって、今日は時間がなかったので、保留という形にさせていただきました」と説明した。保留は今季チーム初。今季の年俸は6000万円だった。

清田はシーズン終了後、保有する国内FA権の行使を熟考していたが、ロッテ残留を決断している。松本球団本部長は「FAも持っているので継続して話をしてきました。彼も長くやっているのでいろいろな話があるので。1つ1つ丁寧に説明していきます」とコメント。次回の交渉予定については「今年中にできればいいかなとは思います」とした。

清田は今季70試合に出場。シーズン中盤までは代打起用も多かったが、CS争いの終盤では4番に座り、長打の少ない打線でポイントゲッターとなった。規定打席未到達ながら、長打率4割6分7厘はマーティンに次ぐチーム2位。「使われ方が本当に難しい中、自分の中で1年間ケガなく頑張ったかなって思ってたんですけど…。自分ではケガなく頑張れたことが一番良かったかなと思います」と振り返った。(金額は推定)