再編・統合され、新たに発足した三菱重工Eastが11日、横浜市内のグラウンドで新たなスタートを切った。今秋ドラフト候補の最速149キロ右腕、上野翔太郎投手(23=駒大)は「プロを目指したい。大学のときは行けなかったので、2年でなんとかという思いです」と目標を掲げた。

中京大中京では、3年夏の甲子園で活躍。U18日本代表のエースも務めた。大学進学後に右肩を痛め、初勝利は4年秋。プロ志望届は出さなかった。昨年は、社会人の厳しさを体感し「甘い考えでは通用しないと思った。今年は投手陣の軸になれるように。入社させていただいて、日本一というチームの目標も達成したい」と話した。

昨季は、U18日本代表でともに戦った広島の森下暢仁投手が1年目から結果を残した。欠かさずチェックしており「すごかったですね。森下くらいのピッチングをしたら、プロで通用するんだと思って、勉強になりました」と明かした。

直球に最も自信があり「150キロは出したい」と言う。変化球は、スプリットを勉強中。成長を証明して、プロ入りを目指す。

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