中日は、「0発打線」からの脱却はならなかった。

6回、阿部の適時打で2点目を奪って追いつくのが精いっぱい。9回2死一塁で平田が右飛に倒れ、むなしい引き分けに終わった。

チーム本塁打が出ない試合は、開幕2戦目から「12」となった。球団では62年5月に記録して以来、59年ぶりの珍事。与田監督は「ヒットが10本、相手エラーが2つ。勝たなきゃいけない内容でしたけどね。ビシエドがいなくなってベンチ(メンバー)で1本も打ててない。そういう能力をつけていかないといけませんね」と声を絞り出した。

開幕戦で唯一の本塁打を放ったビシエドは、コンディション不良で離脱中。8日のDeNA戦から代わって4番・一塁を務める福田が6回に昇格後初安打となる二塁打を放ち、阿部が同点打。だが、ファン待望のアーチはまた先送りに。2リーグ分立後の最長記録は56年の13試合連続。「0発打線」の苦しい日々から、早く抜け出したい。

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▽中日福田(6回に昇格後初安打となる二塁打) チャンスで打てるように頑張ります。

▽中日福留(6回、代打で右前打も8回1死二塁の勝ち越し機は右飛に倒れ) また打てるように頑張ります。

▽中日柳(今季3度目の先発で6回6安打2失点) (村上の)ホームランで点は失ってしまいましたが、その他は自分のピッチングができたのではないかと思います。