オリックス勝俣翔貴内野手(23)が、2年続けて不運に見舞われた。

球団は14日、勝俣が今月5日の2軍練習中に顔面を骨折したことを発表。同日に大阪市内、兵庫・西宮市内の病院でCT、MRI検査を受けた結果「右目眼窩(がんか)底骨折」との診断を受けた。そのまま西宮市内の病院に入院。12日に抜糸を行って退院し、約1週間は自宅で回復に努める。

勝俣はプロ1年目の昨年7月22日のウエスタン・リーグの試合前、守備練習中にボールを右目付近に当てた。そのときも「右目眼窩(がんか)底骨折」の大ケガだった。2年連続で同じ箇所にケガを負った。

長打力を期待され、19年ドラフト5位でオリックス入団。オープン戦で巨人菅野から本塁打を放つなど、キラリと光る力を見せたが、不運なケガも重なり、昨季は結果を残せなかった。厄払いもすませて臨んだプロ2年目の今季も、試練の時を迎えている。