巨人が天敵にまたもや敗戦した。ソフトバンクにオープン戦、交流戦、日本シリーズを含み13連敗を喫した。19年交流戦の6月22日以来の白星がとてつもなく遠い。4被弾を含む9失点の完敗に原監督は「こういう結果になっているのは全て監督である私の責任であると、いうところです。もう、それ以上はありませんね」と言うしかなかった。

1回に相手失策にもつけこみ2点を先制した。だが、直後に栗原に同点2ランを浴び、主導権を一瞬で手放した。先発畠は3回を3被弾を含む5安打5失点。わずかに甘く入った変化球をことごとく痛打され、48球でKOされた。捕手大城もベンチに退き、バッテリーについての質問に指揮官は無言のまま首をひねった。2番手桜井も1回2/3、5安打4失点。5回終了時点で最大7点差をつけられ試合の大勢を決められた。

遠い1勝の先の景色に希望を見いだすしかない。この日は打線も連打なしの散発6安打。投打ともに完敗だった。首位阪神とは今季最大タイの4・5ゲーム差。天敵を克服できなければ虎の尻尾も遠くなる。【為田聡史】

▽巨人宮本投手チーフコーチ(畠について)「明日もう1度、スコアラーを含めてミーティングをしたい。力があると思っているので次に生かしてもらえれば」