阪神糸井嘉男外野手(39)が、日刊スポーツでコラム「超人の流儀」を執筆することになりました。第1弾は首位を走るチームへの思いや、プロ18年目の今季にかける覚悟です。自身は開幕から代打出場が続くも、3度のスタメンで全試合アーチの健在ぶり。その裏に隠された思いとは? 虎の超人が胸の内を明かしました。【構成=桝井聡】
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読者のみなさま、糸井嘉男です。今年から日刊スポーツの紙面でコラムを担当させていただくことになりました。みなさんは今年のタイガースをどのように見られてるでしょうか? チームの雰囲気? 見てのまんま! 最高です! ちょっと今は離脱してますけど、糸原とかね。僕にもナメたこと言っておちょくってきますけど、アイツがいい雰囲気を作ってくれています。あのポーズですか? 「糸井さん伝授のポーズです」って言ってましたけど(※)。あんなダッサいの、僕は考えませんよ! ハッハッハ、うそです。なんか定着してうれしいですね。気に入ってくれてるんじゃないですか?
今のタイガースは他のチームが恐れるような、そんなチームになっていると思うんです。やっぱり層の厚さだとか、やっている自分も感じるんです。打線も抜け目ないというか、迫力もありますし。僕? 僕なんか怖くないでしょ(笑い)。ただ、考えているのは、チームのためには僕らもいつでもレギュラー陣を脅かす存在でいた方が絶対にいい。控えの人もいつでも「オレらいくぞ!」っていう気持ちでやっているし、今のタイガースはそんなイメージです。やっぱり勝ってますし、すごくいいムードですよ。だから目標はパ・リーグを倒すことじゃないですか。交流戦も勝ちたい。目標はセ・リーグ優勝だけじゃないです。日本一です。
調子ですか? どうなんでしょう? ただ、体はいいですよ。昨年は(膝の)状態を上げることを考えて練習が出来ないこともありましたから。調子は分からないですけど、いいようにできるように努めています。やっぱり打ちたいんでね。それが1打席であったとしても。現状は1週間に1打席、2打席になることが多いですけど、やっぱり自分自身打ちたいし、活躍したい。だからやれることはすべてやる。そういうスタンスです。
7月に誕生日を迎えます。えーと、何歳になりますかね? 30歳くらいということにしてもらえますかね? (本当は40歳)。僕の場合はピッチャーでプロ野球に入ってますし、野手として試合に出始めたのも遅いですし、そんなに長いことやってるというイメージは全然ないんですよ。まだまだ技術とか、レベルアップすることはある。もっともっと向上できると思っているんです。
5月25日のロッテ戦(甲子園)の試合後、トリ(鳥谷)と会って少し話をしました。ホンマに刺激受けますよね。同世代の選手は少なくなりましたけど、やっぱり特別な存在です。大学の時から、鳥谷という存在はリスペクトする存在でした。プロに入ってからもショートであれだけずっと出場を続けるのは、計り知れないことだと思います。もっともっと向上できる。そういう気持ちを、お互いに持っているんじゃないかと思います。
ただ、プロ野球選手に永遠はありません。それも事実です。もちろん、球団から見ても厳しい年齢といえば、厳しい年齢ではあるとは思います。将来があるわけではない。今、結果を出さないといけない。そういう年齢ではあります。厳しい立場でもあるし、だから抜くことなくできている。危機感をもってできているというのはあります。ただ、40歳という年齢は、どう考えても、終わりには近づいています。このコラムで思っていること、感じていることを伝えていければと思います。(阪神タイガース外野手)
※糸原のポーズ 糸原は4月1日の広島戦(マツダスタジアム)で3ランを含む2安打3打点と活躍。小指と人さし指を立てて両手を前に出すポーズを初披露し、「糸井さん伝授のポーズです」と明かした。糸原は3、4月で打率3割4分8厘とチームの快進撃をけん引。5月19日に下肢のコンディショニング不良で出場選手登録を抹消されたが、糸井も後輩の復活を待ちわびている。
○…糸井が1日からのオリックス3連戦(甲子園)に向けて気合を入れた。16年まで4年間在籍した古巣との対戦に「いや、もう頑張ります!」と力を込めた。交流戦の通算打率(600打数以上)はヤクルト青木、レッズ秋山に次ぐ歴代3位の3割1分8厘。波に乗る超人が「関西ダービー」でも活躍し、首位固めに一役買う意気込みだ。
◆今季の糸井 今季は24試合に出場して27打数8安打、打率2割9分6厘、3本塁打、6打点。開幕から主に代打起用が続くが、5月7日DeNA戦(横浜)では今季初のスタメン出場でエスコバーから1号ソロ。「母の日」の9日DeNA戦(横浜)でも先発出場し、ピープルズから決勝2号2ランを放った。さらに7番DHで出場した30日西武戦(メットライフドーム)では平井から先制3号2ラン。今季3度のスタメン出場で全て本塁打を放っている。
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