阪神ジェリー・サンズ外野手(33)が七夕の夜に攻守で輝きを見せた。

天の川にも届くような大きな1発だった。初回1死三塁。フルカウントからの6球目、高梨の外のフォークを捉えた。打球はバックスクリーン左へ飛び込む15号2ラン。

「近本が塁に出て、健斗(糸原)がつないでくれて、幸運にも打てるところにボールが来てくれたので、結果的にかえせて良かったよ」

ベンチに帰ると、4日広島戦に続く2個目の「阪神メダル」を坂本からゲット。胸元に金色がキラキラと映えた。

守備で光ったのは、同点の6回。この回から登板した藤浪が、2四死球を与えて2死一、二塁のピンチ。迎えた代打川端の打球は、左翼線への飛球となった。サンズはボールへ向かって猛烈に走り込むと、最後は豪快なダイビングキャッチ。

「とりあえず捕りたかったので、飛ばないといけないところに来たので、とにかく必死でなんとかグラブに収まって良かったよ」

実は、4回に吉田成の打球を落球して失策を記録していた。チームの窮地で出た汚名返上のファインプレー。体を張った守備に、矢野監督も「サンズすごかったね。あれもほんと何打点も、2打点ぐらいの価値が十分にあった」と大絶賛。頼れる助っ人はいつだって全力だ。

前カードの広島戦では2試合でベンチスタートだったが、ここ3戦で2発を放ち状態は上向き。「もちろん、長いシーズン上がり下がりはあるけど、その波をできるだけなくしたいので、悪くないと思ってるよ」。悔しい敗戦となったが、次はきっと虎党の願いをかなえてくれるはずだ。【磯綾乃】

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