ヤクルト小川泰弘投手が、復帰登板を飾れなかった。7月7日に新型コロナウイルス陽性判定を受けた影響で、同3日中日戦(バンテリン)以来の1軍マウンドに上った。

1回、先頭の丸に左翼へソロを浴びると、吉川尚にもバックスクリーン左へソロを放たれ、2被弾。2、3回は無失点と踏みとどまった。1点リードの4回無死満塁のピンチを招くと、松原に左犠飛を打たれ、同点に。2死一、二塁とすると、丸に右翼線へ適時二塁打を放たれ、降板となった。「調子自体はそこまで悪い状態ではなかったのですが、勝負どころでの押し込みが少し弱かったのと、粘り切れなかったのが反省点です。早くマウンドを降りてしまってチームに迷惑を掛けて申し訳ないです。この反省を生かしてしっかり調整して次回やり返したいです」とコメントした。

勝てば今季初、20年7月13日以来の首位浮上となるが、帰ってきたエースは3回2/3を4失点。チームに勢いをもたらせなかった。