日本プロ野球選手会は1日、日本野球機構(NPB)と事務折衝を行い、現役ドラフト(仮称=ブレークスルードラフト)の協議を再開した。出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させる制度で昨年開幕前は同年夏からの導入で合意寸前だった。だが選手のリストアップの方法を巡って一部球団が反対し、さらにコロナ禍で協議も止まった。選手会は新たに登録日数など基準を設けて自動的に同制度の対象選手とし、シーズンオフの実施を提案する意向だ。森忠仁事務局長は「できるだけ早く案を出したい。球団が選ぶよりは基準で自動的にリストアップされる方がいい」と話した。また6月の事務折衝で要望していた短期の登録抹消を認める慶弔特例の導入については「実際に選手は抜けて帰っているので特例にする必要がないと。引き続き話をしていく」と協議を継続していく。