帰ってきた中心打者が、チームを救った。

阪神ジェフリー・マルテ内野手(30)が、1軍復帰から2試合連続でタイムリーを放った。1点を追う6回1死二塁。2打席連続空振り三振に抑えられていた中日松葉のストレートを中前にはじき返し、二塁走者の近本を同点のホームに迎え入れた。

「(先頭の)近本が塁に出てくれたし、初回は同じような場面で凡退してしまったから、絶対に打ちたいと思っていたね」と、初回1死二塁での三振の借りを返した。

前日は48日ぶりに1軍の打席に立ち、2安打3打点。虎史上初の助っ人クリーンアップは1日で解体となったが、マルテは2試合連続マルチ&適時打でチームの連敗ストップに貢献。「自分のできることは、もっともっとできると思うので、もっと貢献していきたい」と勝負の秋を見据える。好機で得点を生み出す打者の復活で、阪神打線がよみがえった。

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