阪神近本とドラフト6位中野の1、2番コンビがG倒のカギを握りそうだ。

選手会長近本は8月、リーグトップの月間打率4割3厘。自身最多タイの6試合連続マルチ安打と絶好調だ。「積極的に振りにいけている中で、自分の形でスイングができている」。127安打、69得点はリーグ最多。20盗塁はリーグ2位、打率3割1分1厘でも上位を争う。それでもタイトル争いについては「あまりそこを意識しすぎても良い結果にはつながらない」と冷静。今季は中止翌戦で打率4割7分6厘と打ち込んでおり、首位攻防初戦でもフォア・ザ・チームの出塁連発に期待がかかる。

一方、リーグ最多22盗塁の中野は4戦連続ノーヒット。「最近なかなか塁に出て盗塁をできていない。なんとか塁に出て、近本さんと一緒に間をかき乱して、どんどん相手にプレッシャーをかけていく攻撃をできれば」。俊足コンビ「チカナカ」が宿敵をかき回す。