投打がかみ合ったヤクルトが、優勝戦線に踏みとどまった。今季4戦3敗と苦手の阪神青柳対策で、大胆に打線を変更。青柳との今季対戦成績が12打数1安打、通算でも37打数5安打と相性の悪い山田を外し、野手7人の組み替えが的中した。投げては先発奥川が7回2安打無失点と好投。試合後の高津臣吾監督(52)の主な一問一答は以下の通り。

 

-奥川の投球

完璧ですね。なんか文句つけてやろうと思ったんですけど。文句のつけようがないですね。すべての球種、ストレートはもちろんですけど、いろんな球種でカウントが取れるので、困ったときに、というところの引き出しもたくさんあるのかなと思います。

-成長を感じる

成長しているなとは思いますけど、今完結しているわけではないので、すべて終わったときに、果たしてどういう過程でこのシーズンを終われたか。来年にどうやって向かっていくか、というところの長い目で見ているので、今のところは非常に順調に成長しているなというのは感じます。

-首位阪神との戦いでの好投

彼に関して言えばプランはしっかり立てて、今日たまたま登板の日になったんですけど、いい勢いをつけてくれるピッチングだったと思います。

-優勝争いへ向けて奥川を中10日登板から詰める構想は

いや、もう彼の場合は最後までプランができているので、その通りに進むだけだと思います。

-今季中には

なんとも言えないです。それは。

-大幅な打線の入れ替え

今日は青柳投手ということでいろいろ考えました。今日の打順の並びが一番いいと、コーチも判断し、決めたわけですけど、非常に期待通りというか、奥川のピッチングじゃないけど、本当にしっかりとみんなが仕事を理解し、自分の立ち位置を理解し、プレーした結果が今日の打線のつながりだったと思います。

-先制したあとにも点が取れた

本当は4、5回もチャンスでもう1点とは思ったんだけど、ムネ(村上)のホームランで大きく試合を動かすことができたし、先に点が取れたというのは、青柳投手相手にすごく大きな得点だったと思います。

-打線を変えて点が取れて刺激になった

先週が全然点が取れなかったので、丈(宮本)とか坂口とかがね、常にレギュラーというか、控えで出ているわけですけど、そういう選手の活躍というのは本当に刺激になるんじゃないですか。レギュラーだけじゃなくて、チーム全体とか我々も刺激をもらいますしね。すごくいい1、2番でしたね、今日は。

-あと2戦も重要

毎日同じですよ。勝つためにどうするかとか、どうやったら打てるか、どうやったら抑えられるかということを、みんなで勉強しながら毎日を戦っていきたいなと思います。