2位ロッテが最下位日本ハムに連敗した。初回、荻野と和田の連打でスタート。ところが無死一、三塁で和田が二盗に失敗すると、3番中村奨吾はバーヘイゲンの変化球に対応できず三振。井口監督も「もったいない。取れるところで取れていないので」と初回の無得点に言葉が重かった。

その裏、3安打集中で2点を先制された。本来ならロッテがやりたい攻撃だ。中村奨は7回の好機でも凡退。10月は同1割7分4厘で空振り三振も多い。「ボール球に手を出すのが多い。どちらかというとボールを見ていくタイプ。後手後手になっているんじゃないかと思います」と井口監督も指摘する。3位楽天が1・5ゲーム差に迫り、貯金10ながら重圧は高まる。昨年11月、CS進出と自身の10勝がかかる登板で、美馬は白星をもぎ取った。もう負けられない10日の第3戦を、ベテラン右腕の経験と意地に託す。【金子真仁】