阪神大学リーグは16日、天理大が2017年以来5度目となる春秋リーグ連覇を決めた。

大阪・南港中央球場での甲南大戦を3ー0の勝利で王手をかけ、第2試合で、大産大が大体大戦に敗れたため達成した。天理大はエースの井奥勘太投手(4年=立正大淞南)が散発3安打の完封ピッチ。打線は6回1死満塁、初の5番に起用された主将の岩本大輔外野手(3年=敦賀気比)が先制2点適時打を放つなど、打者9人の猛攻を決めた。連覇を果たした福原忠理監督(55)は「ほっとしました。チームは4回生が教育実習などで抜ける中、若い選手を育てながら勝利を重ねていくという目標でやってきました。前節、今節4試合を4勝する目的でやってきた。明日も勝って気持ちよくリーグ戦を終えたい」と話した。天理大は11月の明治神宮野球大会をかけ、今月31日からの関西地区大学野球選手権大会に出場する。

▽天理大・岩本(決勝打に)「ほとんどこれまで下位(の打順)だったんですが、リーグ後半、自分を見つめ直し練習したところを監督が(5番で)使ってくれた。1日1000スイング、やはり練習はうそつかないですね。今回のリーグ戦は井奥さんが投げてる時、点が取れてないんで楽をさせてあげたかった」