阪神先発ジョー・ガンケル投手(29)が、今季最後の首位ヤクルト戦でベストピッチを見せた。7回2/3を4安打9奪三振無失点。先発の役目を十二分に果たしてマウンドを降りた。

「良い仕事ができたね。0点になんとか抑えてゲームを作ることができたことがよかったよ。これからチームが点を取ってしっかり勝てるように応援するよ」とコメントした。

最初のピンチは3回。1死から元山の左前打と9番高橋の犠打で2死二塁。ここで1番塩見を内角低めのスプリットで空振り三振に仕留めた。

圧巻は4回だ。2番からの好打順で青木を空振り三振、3番山田を見逃し三振、4番村上を空振り三振。4回まで無安打投球のヤクルト先発高橋を相手に、1歩も引かない。8回2死でサンタナに内野安打を許すと岩崎に後を託し、ベンチへ退く際には、大きな拍手が球場に響いた。

前回10日の登板もヤクルト戦(神宮)で、3回2失点で降板。「前回は体が流れてしまい、ボールを制御できなかった。だからいいリリースポイントで投げられるように取り組んできたよ」と修正し、中9日のマウンドでリベンジに値する投球を披露した。

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