負けられない一戦が続いている阪神だったが、1点が遠く、引き分けた。前日19日には16安打11得点で大勝したが、この日は猛虎打線が息を潜めた。首位ヤクルトに痛いドローで、マジックを「3」に減少させた。

打線がヤクルト先発の高橋奎二投手(24)を相手に苦しんだ。4回まで無安打に抑えられ、5回には先頭の糸原健斗内野手(28)のチーム初安打となる左前打から無死一、二塁の好機をつくったが後続が倒れ、ホームベースが遠かった。

一方先発のジョー・ガンケル投手(29)は完璧な投球を見せた。6回まで許した安打は散発2本。3回には2死二塁のピンチを招いたが、塩見泰隆外野手(28)から空振り三振を奪い、ピンチを脱した。7回2/3を投げ、4安打9奪三振無失点と好投。3者凡退のイニングを4度つくるなど、ヤクルト打線を寄せ付けなかったが、打線の援護なく10勝目はお預けとなった。

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