2位阪神が首位ヤクルトとのレギュラーシーズン最後の対戦で引き分けた。ヤクルトのマジックは3に減った。

先発ジョー・ガンケル投手(29)が今季最長の7回2/3を無失点と踏ん張り、岩崎、スアレスも無失点でつないだ。残りは4試合で、逆転優勝に厳しい状況に追い込まれたが、矢野燿大監督(52)は「チャンスはまだ残っている」と前を向いた。試合後の一問一答は以下の通り。

 

(テレビ)

-引き分けに終わった

うちの立場では勝たないと状況的には厳しくなるのは分かっているんですけど。全員で精いっぱい戦った結果なんで、これは変えられないんで、受け止めて、残りの試合やるしかないですね。

-先発ガンケルが素晴らしい投球

本当にコントロールも良かったですし、球のキレもしっかりありました。そういうところで大事な場面で素晴らしいピッチングをしてくれました。

-攻撃では5回無死一、二塁で小野寺がバスターを試みた(結果は右飛)

どうしても点を取りたかったら、いろいろ考えはありますけど、まあでも自分たちがしっかり点を取ろうと中でやったことなんでね。それは自分自身が受け止めてやっていきます。

-9回も先頭の中野が出塁。あと1歩

どんな形でもいいんで勝ちたかったというのが正直なところですけど。先ほども言いましたけど、この引き分けは変えられないし、でも残りの試合でこの引き分けがあって優勝できたなというものに変えられるチャンスはまだ残っているんでね。残りの試合で自分たちで引き寄せるように全力で戦っていきます。

 

(囲み)

-ガンケルは気持ちも入っていた

いやいやもう完璧じゃない? コーナーもしっかりいって、インサイドも攻めながら、丁寧に丁寧にいきながら、それでも球の力もしっかりあったんでね。本当に大事な試合っていうのは、ガンケルもよく分かっている中でね。コントロールミスやそういうのも少なく、こういうピッチングをしてくれたというのが、こういう試合になったと思う。

-相手の先発高橋もよかった

カーブがちょっとね、いい形で使われたかなという感じはあったので。ちょっとそこが普段と変わったところで、球の力もあったし、カーブがよかったからなかなか簡単ではなかったけどね。何とか1点取りたかったなと思います。

-ヤクルト打線を2試合無得点、勢いを止めた

それは今後のことなんでね、よく分からないですけど、投手がよく投げてくれたということですね。

-引き分けて、残り4試合に向けて

さっき言った通り、引き分けは返ってこないんでね。残りの試合で、引き分けがあってよかったなというふうにできるのは僕たちだけなんで。もちろん僕たちが優勝するにはヤクルトの勝敗が関係してくるんで。自分たちだけではできない部分もあるけど、自分たちができるというのは1戦1戦勝ちをつなげていくということしかできないんで。はい、そうやっていきます。