亜大は国学院大に敗れて5勝4敗となり、優勝争いの初戦を飾ることができなかった。

阪神からドラフト5位指名された岡留英貴投手(4年)が先発したが、初回から国学院大のしぶとい打線、雨でコンディションが悪い中で制球に苦戦。1死二塁から、オリックスのドラフト3位指名の福永奨捕手(4年=横浜)に先制の右前適時打を許した。「外にしっかり投げきれていなかった」と、甘く入ったスライダーを悔やんだ。その後も、フォームが安定せず、この回だけで30球を投じた。「下半身が粘りきれず、上半身で投げてしまい、球1個半、中に入った」。1回2/3を5安打3失点で降板した。

生田勉監督(55)は「力不足ですね。1、2回で試合が決まった。流れが向こうにいった」と振り返った。

25日は国学院大との2回戦。これが今季最終戦となる(ただし、勝率1位が並んだ場合のみプレーオフ)。岡留は「あと2日間で、もう1度、足元を見直してやっていきたい」と雪辱を誓った。