ロッテは2日、石崎剛投手(31)永野将司投手(28)宗接唯人捕手(27)高浜卓也内野手(32)松田進内野手(27)の5選手に、来季の契約を結ばないことを通知したと発表した。高浜は現役引退し、石崎、永野、宗接は現役続行を希望。松田は未定。

石崎は阪神に入団し、19年7月にロッテに移籍。サイドスローからの速球で通算72試合に登板するも、制球に苦しんだ。昨季は9月19日の日本ハム戦(札幌ドーム)では1軍戦で先発も任されたが、3回を5四球5奪三振。今季は1軍昇格がなかった。

永野は18年ドラフト6位でホンダから入団。左腕からの速球を武器に昨季は13試合でリリーフ登板も、今季は1軍戦登板なし。2軍でも8月6日のDeNA戦を最後に登板がなかった。19年3月には、公共交通機関や閉ざされた空間で不安を感じる「広場恐怖症」であることを公表していた。 宗接は17年ドラフト7位で亜大から入団。恵まれた体格からの打撃を期待されたが、今季は2軍での長打率も3割を割った。1軍では4年間で4試合のみの出場。2打数無安打だった。

高浜は阪神からロッテに移籍し、今季でプロ14年目を迎えていた。19年冬に腰の手術を受け、一度育成契約に。今年5月末にあらためて支配下選手登録を受けたが、17試合の出場で打率は1割2分5厘。代打として期待されたものの、結果を残せなかった。

松田は18年ドラフト7位でホンダから入団。大型遊撃手として期待されるも、守備の課題を克服しきれず。今季は2軍で終盤に調子を上げ打率2割7分9厘としたが、来季構想からは外れた。19年に6試合に出場し、1安打を記録した。

すでに鳥谷敬内野手(40)小窪哲也内野手(36)南昌輝投手(32)が現役引退を発表。ドラフト会議では松川虎生捕手(18=市和歌山)ら5選手の支配下選手としての交渉権を獲得している。