阪神矢野燿大監督(52)が9日、大阪市内の阪神電鉄本社で藤原崇起オーナー兼球団社長(69=阪神電鉄会長)にシーズン終了報告を行った。

報告を終えた矢野監督は「ご苦労さまという言葉をいただきました。若手をよく使ってもらえた。よく頑張ったというお話もいただきましたし、一方でやっぱり最後、優勝を逃した、クライマックスも勝ち上がれなかったというところでは、まだまだ鍛えてさらに上を目指してほしいという激励の言葉をいただいた。僕も終わったばっかりですけど、何とかこの悔しさを明日からぶつけていきたいなという、そういうお話をさせていただきました」と話した。

3年契約最終年の今季は開幕から佐藤輝、中野、伊藤将ら新人や外国人選手の活躍もあって白星をハイペースで量産。前半戦を首位でターンした。後半戦は優勝したヤクルトの驚異的な追い上げもあって、0ゲーム差のV逸となったが、12球団最多となる勝ち数で77勝56敗10分け、貯金21の成績を残した。新たに契約を結んで迎える来季こそ17年ぶりリーグVの期待がかかる。矢野監督は「僕としても来季、何とかその期待に応えたいという気持ちになりました」と力を込めた。