第2のテル出てきて! 阪神は9日、兵庫・西宮市内の小学校で、小学校体育授業支援事業「ゲストティーチャー」を行い、佐藤輝明内野手(22)ら昨年のドラフト入団選手5人が、約190人の生徒と交流した。

とびきりのゲストが登場すると、校庭に集まった生徒たちが「ギャー!」と歓喜の声をあげた。興奮冷めやらぬ中、ゴムボールでスローイングや捕球を練習。選手たちは1人1人丁寧に指導し、ミニゲームなどで盛り上がった。最後は佐藤輝がゴムボールでロングティーを披露。高々と打ち上げ、グラウンドは再び歓声に包まれた。

地元西宮での企画に佐藤輝は「西宮から野球を続ける子がもっと増えて、タイガースとかプロ野球で活躍する選手が出てきたらうれしい」と願い、「やっぱりホームランだったり、ひと目で分かるような活躍ができたら、子供たちも喜んでくれると思うんで頑張ります」と来季の活躍を誓った。

同企画は、18年のタイガースアカデミー開講に伴い、新たな野球振興施策として開始。4年間で計30校以上の小学校で実施されてきた。小学2年生から4年生が対象で、タイガースアカデミーのスタッフが体育の授業にゲストとして登場し、技術指導やゲームなどを通して野球の魅力を伝えてきた。

この日は同アカデミーでコーチを務める阪神OBの鶴直人氏(34)、白仁田寛和氏(36)、現役選手では村上頌樹投手(23)、佐藤蓮投手(23)、石井大智投手(24)、高寺望夢内野手(19)が参加。阪神の女子チーム「阪神タイガースWomen」のメンバーも参加した。