中日柳裕也投手(27)が14日、初のベストナインに選出され「言葉通りその年の数多くいるピッチャーの中で1人しか選ばれない賞なので本当にうれしい。光栄です」と素直に喜びを表現した。

中日投手では11年吉見以来、10年ぶりの受賞となったが、喜びに浸りきるつもりはまったくない。「今年に関してはいい成績を残すことができましたが、まだまだの部分はたくさんある。慢心せず、来年、再来年といい成績が残せるよう頑張っていきたい」と引き締めた。

プロ5年目の今季は26試合172回を投げ、防御率2・20、168奪三振で2冠獲得。19年以来の自己最多タイ11勝をマークした。それでも「純粋に1年やれただけと思っています。何年もタイトルを取って、いい成績を残している選手がいますから」。どん欲な右腕はさらなる進化を目指す。