日本ハム上原健太投手(27)が22日、エンゼルス大谷翔平投手(27)から投打二刀流選手の心構えを直接取材したことを明かした。

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12月中旬にLINEで素朴な質問を投げかけたという。「技術面を聞いてもしょうがないので考え方だけ」。すぐに返答がきた。「あまり言ってしまうとアレなので…」と、前置きした上で「簡単に言うと『ピッチャーと野手、という考えではない』と」。投手、野手と区別しては考えていない“オオタニの考え”に触れることができたという。

上原はこれまで、2つのことを同時にどう進めていけばいいか、思案していた部分もあった。「自分の考えよりシンプルかつ効率的だった」と、今後に向けても参考になりそう。「その考えを頭に置いて自分が思うようにやってみたい」と、明るく前を見据えた。

この日は2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で今オフ初めてスパイクを履いてブルペン入り。捕手を立たせて直球を30球。約1カ月ぶりの投球に「打撃練習のおかげで体は動けている気がする。早速、いい方向に出ているのかな」と感覚は良かった。大谷の二刀流極意もインプットし、新たな挑戦を着々と進める。【木下大輔】