藤本新監督にお年玉だ。ソフトバンクが米大リーグ通算52勝の実力派右腕、タイラー・チャットウッド投手(32)を獲得することが12月31日、わかった。近く正式発表される見込み。

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チャットウッドは米国出身で11年にメジャーデビュー。16年にはロッキーズで先発投手として12勝をマークした。メジャー通算229試合に登板し、52勝60敗5セーブ、防御率4・45。21年はブルージェイズとジャイアンツでプレーし、救援で32試合に投げて1勝3敗1セーブ、防御率5・63だった。

ソフトバンクは昨季先発の柱として9勝を挙げたニック・マルティネス投手(31)が退団。球団は家族の都合で8月に退団していたコリン・レイ投手(31)の再獲得を12月に発表した。チャットウッドもキャリアの大半で先発を務めて実績も申し分なく、レイ同様にポストマルティネスの期待がかかりそうだ。

8年ぶりBクラスからのV奪回を期すソフトバンクは今オフ、中日から国内FA権を行使した又吉をセットアッパー候補で獲得。主軸候補では、メジャー109本塁打の両打ち砲、フレディ・ガルビス内野手(32=フィリーズ)を補強した。藤本新監督体制で臨む新シーズンに向けて、投打両面で戦力を整えている。

◆タイラー・チャットウッド 1989年12月16日、米国生まれ。08年ドラフト2巡目でエンゼルスに入団し、11年にメジャーデビュー。12年はトレードでロッキーズに移り、16年に先発でキャリアハイの12勝をマークした。18年に移籍したカブスではダルビッシュと同僚だった。21年はブルージェイズでプレーし、シーズン途中からはジャイアンツでプレー。右投げ右打ち。180センチ、91キロ。

◆22年ソフトバンクの先発争い

◎千賀

◎石川

○東浜

○和田

○チャッドウッド

○レイ

○武田

△笠谷

△杉山

△田中

△大関

◎=確実、○=有力、△=候補