西武ドラフト2位の佐藤隼輔投手(22=筑波大)が「目線」を調整し、プロのマウンドにアジャストする。18日に初めてブルペン入りする予定。意識する点を「目線を低くするとか。実際、投げてみないと分からないですけど、そこの確認をしっかりやりたい」と明かした。

大学時代は、プロではあまり使用されない球場が主戦場。すでに新人合同自主トレでのノックでプロ仕様のマウンドに立ったが、その際に傾斜もあり、高く感じたという。土も硬く反発力があるため、コントロールの感覚も変わることが予想される。そこで微調整するポイントの1つに挙げたのが「目線」だった。

「目線を低くしたら、肩とかも落ちる。ボールが低くいく。高低の調整ができると思う。浮いていたら、そこの意識。もう少し粘る意識なども工夫できる」

もともと修正能力は高い。筑波大では体育専門学群のラケット・バットスポーツコーチング論研究室に所属。卒業論文は「大学4年間の投球フォームの変化」を執筆した。体にポインターを付け、バイオメカニクスも駆使。自分の体をよく知って、成長してきた。

初ブルペンでも球団のデータ班に動画を撮影してもらう。いずれはポインターを付けての投球練習も考えている。目標の開幕ローテ入りを視界にしっかり捉えるべく、まず目線を合わせていく。【上田悠太】