BIGBOSSから主役を奪う! 阪神佐藤輝明内野手(22)が、8日の日本ハムとの練習試合(宜野座)に「4番右翼」でスタメン出場する。今季初の対外試合は敵将、新庄剛志監督(50)の初陣となる一戦。5日の紅白戦では今季初実戦初打席で本塁打を放っており、2戦連発に期待がかかる。注目の一戦は午後1時開始予定だ。

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宜野座ドームの一角で、BIGBOSSに関する質問が相次いだ。佐藤輝は「座ってもいいですか?」と報道陣に丁寧に一声かけて着席。采配だけにとどまらず、ド派手なパフォーマンスも考えられる新庄日本ハムとの対戦に「楽しみですね」と目を輝かせた。全国から注目される一戦は新庄監督が主役のように映るが、主役を譲るつもりはない。

佐藤輝 (僕は)ド派手にっていうか、普通に打てたらいい。いい感じなんで、それをどんどん続けていければと思います。

5日の紅白戦では今季初実戦初打席で藤浪から左翼へソロ本塁打をかっ飛ばした。勢いそのまま、BIGBOSSを驚かせる2戦連発をお見舞いする意気込みだ。

佐藤輝 今練習してることを、練習と実戦では違うので、実戦でもできるか試してできたらいい。しっかり自分のプレーをして結果を出して、そこだけに集中したいと思います。

大山と4番を争う22年シーズン。5日の紅白戦に続きその座を任された。対外試合の4番は昨季11試合任されたが、直近は5月19日ヤクルト戦(甲子園)までさかのぼる。それでも背番号8は「変に、特に考えることなく、自分のスイングだけを心がけたいと思います」と泰然自若。「3番三塁」で出場する大山との4番争いでリードできるかも、注目ポイントだ。

この日はメイングラウンドでの投内連係に三塁で初参加。フリー打撃で99スイングした後、内野ノック、100メートル走10本をこなし、最後はロングティー1時間で173スイング。今キャンプ最大級に追い込み、ヘトヘトになって球場を後にした。「なかなかハードでしたけど、明日も試合なので、(ホテルで)ストレッチします」。戦闘モードにスイッチを入れ直し、BIGBOSSを迎え撃つ。【中野椋】